スポーツごとの選手寿命を決める要因

  野球の大谷翔平選手が大活躍していますね!彼はまだ23歳(2018年4月現在)です。一方同じ野球選手で有名なイチロー選手は44歳です。もし大谷選手が今のイチロー選手の歳で引退するとしても、あと20年以上もあります。
さらにアーチェリーでアテネ五輪銀メダルを獲得し「中年の星」として流行語大賞にノミネートされた山本博選手は当時41歳で、55歳の現在も未だ現役です。
  しかし、選手寿命の短いスポーツも多く、アメリカンフットボールのNFLリーグ全体の選手の平均年齢は26歳程度です。ちなみにプロ野球では29歳程度で3歳差あります。選手寿命としてはこの3年は非常に大きいですね。他のスポーツでも30代後半あたりになると世界トップレベルで活躍できる種目は限られます。
一体何が選手寿命を決めているのでしょうか?
「強さ」と「巧みさ」
  世の中には非常にたくさんのスポーツがありますが、種目によって肉体の強さの重要性と巧みさの重要性のバランスがそれぞれ違います。筆者は強さより巧みさに重きを置いたスポーツが、より選手寿命が長いのではないかと仮説を立て、調べてみました。
「最適な覚醒レベル」との相関!?
  調べた結果、「各種スポーツと最適な覚醒レベル」との相関がある可能性が示されました。覚醒レベルとはその個人の興奮の度合いを示したもので、スポーツによってそれが高い方が良い競技と低い方が良い競技があることがわかっています。
  もちろん、肉体の強さにフォーカスした競技は高い覚醒レベル、巧みさにフォーカスした競技は低めの覚醒レベルが適しています。
  表(中村隆一(2013)『基礎運動学 第6版 補訂』 医歯薬出版株式会社p.495 p.496 表10-6)を見てみると野球やアーチェリー(洋弓)は最適な覚醒レベルが低く、アメリカンフットボールはポジションによっては非常に高い覚醒レベルが適していることがわかります。
これらに着目すれば明らかに選手寿命との相関を示しています!
また、野球は特に最新の科学、医学の技術が導入されているのも選手寿命を延ばす1つの要因と考えられます。
いかがだったでしょうか?
もちろんこれが全てではありませんが、これを機に引退時期や引退後のことも考えてみてはいかがでしょうか?
早坂航太
理学療法士 都内を拠点に「歩く」を改善することで腰痛や肩こりなどのカラダの不調を取り除くトレーナー。 さらにはダイエットの効果を飛躍的に向上させることも可能! 大学時代スラックラインパフォーマーとして活動していたが、生活のため就職を機に挫折。しかしVos-Japanに出会い、フリーランスとして再出発。再びパフォーマーとしての道を歩み始める。